My開発メモ

UbuntuでThunderbirdを使う (Ubuntu 24.04)

Ubuntuに Thunderbird をインストールしたが、アカウントの設定でつまづいた。
このThunderbirdは、”アプリセンター”でインストールした。SNAP版である。

インストール後、アカウントの設定をするのだが、
僕のアカウントはさくらサーバーのもので、
アカウントの設定をThunderbirdに保存するためには、
「セキュリティの例外を承認」しなければならない。

しかし、SNAP版だと、セキュリティのために “サンドボックス化”されていて、
その結果、証明書例外を保存できず、”セキュリティ例外を承認”ボタンを押しても、
何の反応もないという状況になる(ということらしい)。

そこで、SNAP版はやめて、公式のバイナリ版を使うことにする。

(1) SNAP版のアンインストール

$ sudo snap remove thunderbird

(2) Mozilla公式サイトからバイナリを取得

https://www.thunderbird.net/ja/thunderbird/all

thunderbird-146.0.tar.xz がダウンロードされる。

(3) 展開して、/opt に移動する。

$ sudo mv ./thunderbird /opt/

(4) 起動コマンドのシンボリックリンクを/usr/local/bin に置く。

$ sudo ln -s /opr/thunderbird/thunderbird /usr/local/bin/thunderbird

(5) デスクトップメニューを作成する

/usr/share/applications に thunderbird.desktop があったので、それを書き変えた。

$ cd /usr/share/applications
$ sudo cp thunderbird.desktop thunderbird.desktop.org
$ sudo vi thunderbird.desktop

4箇所を以下のように修正した。

Exec=/opt/thunderbird/thunderbird %u

Icon=/opt/thunderbird/chrome/icons/default/default128.png

Exec=/opt/thunderbird/thunderbird -compose

Exec=/opt/thunderbird/thunderbird -addressbook

(5) メニューエディタで少し修正する

thunderbird.desktop を作成したが、メニューに現れなかったので、
メニューエディタで修正した。

メニューエディタで、Thunderbird電子メールクライアント を開いてみると、
“メニューから隠す” が ON になっていたので、OFF にしたら、
メニューに現れた。


これで、Thunderbirdを起動して、アカウントの設定を行った。

「セキュリティの例外を承認」ボタンをクリックすることもできた。
メールも無事、受信できた。

カテゴリー: memo, Ubuntu

タグ: snap版, Thunderbird, セキュリティ例外を承認, メール, メールクライアント

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